オーストラリアへの旅

今朝は冷え込んだ。

寒さに極めて弱いわたしにとって、東京の12月と1月は、生きているのが辛い。というか、生きているだけで精一杯の状態だ。そこで、冷え込みが厳しくなる年末にかけて、年休をまとめて取り、どこか暖かい土地へ避難するような運用にもっていきたいと考えている。

我が社の有給休暇日数は、年間20日。丸ごと一ヶ月休める計算だ。しかし、たとえ従業員の権利とはいえ、素直にこれをやると人事査定にひびく。そこで、11月後半から12月あたまに取り、年末に取り、年始に取るという3段階の年休取得で、データ上にあらわれる取得月を散らし、結果として長期休暇にする、という方法を編み出した。

ちょうど2年前の今頃、この方法で2週間ほどタイとラオスへ行った。今年は、来週から2週間ほどオーストラリアへ行く。往路はケインズで5時間、復路はゴールド・コーストで3時間ほどストップオーバーがあり、その時間を利用して両都市を観光できないか知恵を絞っているところだが、今回は基本的にシドニー中心の旅となる。

とは言え、世界一物価の高いシドニーのど真ん中で2週間も過ごしたら、せっかくLCCで安く飛んでも意味がない。オペラハウスやハーバーブリッジのある、いわゆるシドニーには、マーケットの開かれる週末くらいしか行くつもりはない。あとはブルーマウンテンより西側の、郊外狙いだ。

旅は計画段階が一番楽しいといういうが、つくづくその通りだと思う。実際に現地に飛ぶと、宿でだらだらしていては勿体ないと気持ちから無理やり外へでるが、観光地は観光客だらけで、何をするにも金がかかる。とっとと日本へ帰り、引き籠って本を読みたいと願うのが関の山だが、今度こそはそのパターンを返上したい。

わたしの勤務する会社のシドニー支店で働くオーストラリア人が郊外にファームハウスをもっているというので、そこで過ごす約束を取り付けた。ブレイニーという人口3000人くらいの田舎町だが、そこに東京ドーム9個分くらいの私有地があるという。さすが、オーストラリアはスケールがでかい。

そのファームハウス(東京ドーム9個分)で草刈や木の剪定をしたり、買い物やBBQをしたり、夜空の星を眺めたり、夜明けの鳥の声を聴いたりしながら、平均的なオーストラリア人の休暇の過ごし方を体験しようと思う。

近くにカーコアという良さげな町があるというので、そこへも連れて行ってくれるらしいし、シドニーへ戻る道すがら、世界最大最古の洞窟があるというので、そこで2泊ほどし、疲れ切って動けなくなるまで洞窟を探検しようという話だ。そのオーストラリア人は、会社におけるいわゆるメル友程度の関係だが、同僚とは素晴らしい。

さて、肝心のシドニーだ。シドニーにきて、シドニーを見ずに帰るというは、さすがにもったいない。最後の週末の2日間は、シドニー観光に割り当てようと思う。シドニーのど真ん中で、何をするか。むつかしい課題だ。

やることリストを上からクリアしていく旅の面倒くささは実証済みだ。地球の歩き方とかいろいろ見てみたが、ことりっぷ 海外版 シドニー がなかなかナイスにまとまっていたので、今回はこの本片手に2日間ひたすら歩き回ることにする。とは言っても、ハーバーブリッジを自分の足で歩いて渡る、だけは必ずやる。

なお、お決まりのコアラ抱っこはパスだ。シドニー動物園はスルー。植物園もたぶんスルー。美術館は入るかもだが、有料ならスルー。ボンダイ・ビーチは遠くから眺めるかもだが、マリンスポーツ系はパス。バンジージャンプもスカイダイビングもパス。帰国した次の日は会社だ。腰痛になってはたまらない。

こうして2週間、初夏のシドニーを満喫したら、真冬の東京に戻り、次の日から出勤。そこで3週間歯を食いしばって寒さに耐えたら、2週間の冬休み。これはつくばの実家で過ごす。冬休みが終われば、また果てしのない寒さとの戦いが始まるが、まあ、今は考えないことにしよう。


わたしは生涯賃貸派だと思う。退職して自由の身になったら、夏は涼しい地方、冬は暖かい地方へ移り住む「渡り鳥人生」を送りたい。それまでのつなぎの期間、勤め人でいるあと数年は、上記に述べた「有給休暇の戦略的な運用」で、寒さとの戦いに対処していきたい。




posted by ヒロミシュラン at 12:08 | Comment(0) | 世界放浪の旅 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする