ビットコイン・バブルが弾ける日

ところで、何かと話題のビッドコインだが、すでに結論は出てるかもだが、自分が流行に乗り遅れて負け惜しみを言っているわけではないのだが、私はあれは詐欺だと思う。とても今的で、知的で、手の込んだ詐欺。ビッドコインの最小単位が「サトシ」というのも、今では微笑ましい。

もっとも、ビットコインそのものは、その開発の初期段階では詐欺ではなかった。あとから段々詐欺味を帯びてきただけのこと。少なくとも、大学でのナンパ目的でスタートしたFacebookよりは余程政治的で(リバタリアン)社会的で(ユートピアン)ダイナミックで(100年以上の長期スパンで完成)真面目な大構想だった。

しかしビットコイン計画は、その運用過程で次第に「失敗」が明らかになってきた。人民の、人民による、人民のためのビットコイン。そのリバタリアンでユートピアンな構想は、そのままビットコインの弱点に。元締めのいないプライベート仮想通貨は、その価値を裏付けるものは何もなく、値上がりし続けているという事実のみが、その価格を支えている。

その昔、オランダで起こったチーリップバブルとFXを足して2で割ったような、いや、ビッドコインもどきの仮想通貨が1000以上も乱立するあたり、社名に.comをつけただけで株価が爆上げしたドットコム・バブルに状況は酷似している。つまり、詐欺だ。紛れもない、バブルだ。問題は、その膨れ上がったバブルが、いつ弾けるか。

いつか来た道。終わりのないバブルはない。いつかは確実にはじけるバブル。しかし、ビッドコインの富を所有するのは、9割がた創業以来のマイナー(採掘者)のみ。被害は極めて限定的だ。一握りのビットコインバブラーを除き、その他大勢の我ら部外者は、ビットコイン劇場の結末を興味深く観させてもらおうではないか。

ところで、ビットコインは紛れもない詐欺だが、そこに使われた「ブロックチェーン」という技術は、インターネットに次ぐ、画期的な発明とされる。ブロックチェーンの研究が進めば、マネーのあり方がが大きく変わるかも知れない。現に、各国政府や金融関係者は、ビットコインを「詐欺」と切り捨ててはいても、ブロックチーンには熱い視線を送っている。

政府が胴元となって発行したパブリック仮想通貨は、現在われらが普通に使っている現ナマと同じような存在になる。小銭がじゃらじゃら入ったうっとうしい財布が消える、なんてかわいいものではない。海外送金や、株トレードにかかるコストが劇的に下がり、スピードや安全性は劇的に上がる。わたしのようなアマの株トレーダーには、この上ない朗報だ。

ブロックチェーン、がんばれ!早く実用化しろ!

わたしが何の話をしているのかいまいちピンとこない方、本書をいっぺん読んでほしい。近い将来、我らを取り巻くマネー環境は、大きく変わるかも知れない。

アフター・ビットコイン: 仮想通貨とブロックチェーンの次なる覇者

乗り遅れるな!!





posted by ヒロミシュラン at 12:08 | Comment(0) | ノンフィクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする